釧路共助プロジェクトとは

釧路共助プロジェクトとは、地域に必要でありながら民間サービスだけでは成立しづらい新たな事業に対し、
地域内で協賛・出資等を受けることで事業化を進めるべきものとKCボード(釧路商工会議所)が認定したプロジェクトです。

「公助」=行政サービス
「自助」=民間サービス(企業による営利活動)
「共助」=行政サービス・民間サービスを補う「地域で作り・支える事業」という考え方です。

人口も市場も拡大している時は、民間企業の進出が活発になり、税収も見込めるため行政サービスも拡充し
地域の暮らしは豊かになります。
一方で、人口も市場も縮小していくと、民間企業は地域から撤退し行政サービスも絞られていくため、
地域で必要なサービスは損なわれていきます。

釧路では人口減少が進み、行政や民間のサービスが縮小する中、地域産業の振興と私たちの暮らしを守るには
「地域の中で支え合う仕組み=共助」が不可欠です。
釧路共助プロジェクトの認定事業を増やし、夢を掲げチャレンジする事業者が夢を実現しやすいまちを創ります。

KCボードとは

KCボードは、地域課題の解決に取り組む事業者(プレイヤー)と、それを支援する企業や個人をつなぐ「仕組み」です。
釧路商工会議所の創立100周年を機に2024年にスタートしました。

KCボードでは、次の3つの基準から「釧路共助プロジェクト」として認定すべき事業かを審査します。

KCボード審査基準

KCボードを活用することで、資金調達を早期化して事業を実現しやすくなるメリットがあります

審査を経て「釧路共助プロジェクト」の認定を受けると、事業者への協賛・出資等の支援について、KCボードから
商工会議所の会員や事業者などに呼びかけが行なわれます。
支援を検討されている方が認定プロジェクトに関心を寄せてくださった際は、当事者間で面談等を個別に実施し条件等を
交渉いただきます。

釧路共助プロジェクト認定事業一覧

おむすびぱらだいす(認定事業一覧)

<第一回KCボード審査にて認定>
認定事業:おむすびパラダイス
事 業 者 :ぱらだいすかふぇ、株式会社k-Hack(共同経営)

釧路地域では、子育て世帯向けの外出施設や飲食店が少なく、特にひとり親家庭の増加により孤立しやすい環境が課題となっています。そこで、子連れ専用の安心して過ごせるレストランを設け、子どもが泣いても気兼ねなく滞在できる居場所を提供します。全館お座敷で安全性も高く、日替わりバイキングで楽しめる食事を通じ、育児中の親の孤立を防ぎ、地域の子育て支援を促進する拠点を目指します。

釧路オールアクション

<第二回KCボード審査にて認定>
認定事業:ファーストペンギン発掘プロジェクト
事 業 者 :株式会社釧路オールアクション

釧路地域ではビジネス交流会などの機会は多くあるものの、新たな挑戦やアクションは増えていない状況です。この課題を解決するため、ユニークな視点や行動力を持つ「面白い人材」の流入と活躍を促す環境づくりに取り組みます。長期滞在可能なゲストハウスと、地域内外の人材が交わるコワーキングスペースを整備し、釧路での新たな出会いや挑戦を生み出します。

KCボードHP-認定事業紹介(スクラム)

<第二回KCボード審査にて認定>
認定事業:釧路唯一の病児保育プロジェクト
事 業 者 :病児保育施設スクラム

釧路地域では、子どもの体調不良時に対応する病児保育施設が長らく存在せず、仕事と育児の両立が困難な社会課題となっていました。2021年に私費で設立された唯一の病児保育施設は、設立者である医師の転出に伴い、残された看護師による継続運営が検討されています。赤字経営の課題を抱える中、地域に不可欠な支援体制を維持するため、法人化と出資による財務基盤の強化を図ります。運営体制は確保されており、継続可能な支援環境を目指します。

釧路エゾシカ革プロジェクト

<第三回KCボード審査にて認定>
認定事業:釧路エゾシカ革プロジェクト
事 業 者 :(新会社設立予定)佐藤公一郎(株式会社山一佐藤紙店 代表取締役社長)

北海道ではエゾシカによる獣害が深刻化する一方、その資源としての利活用が課題となっています。釧路地域にはハンター企業や処理施設が整い、鹿肉活用の基盤がある中、副産物である皮を革製品として活用し、新たな地域産業の創出を目指します。高品質ながら供給の不安定さや高価格が課題となっていたエゾシカ革の流通に向け、大量生産と低価格化を見据えた工業的な仕組みづくりの第一歩として、需要検証と試作・販売活動を進めます。

釧路共助プロジェクトへ「エントリーしたい」

釧路共助プロジェクト認定を目指す事業者様は、以下の「エントリーフォーム」より、現時点での構想をご記入のうえ
エントリーをお願いいたします

未定の項目は、空欄のまま送信いただいて構いません。

エントリー内容をKCボード事務局で確認後、釧路市ビジネスサポートセンター k-Biz(釧路市北大通4丁目1-1)へ
接続いたします。
k-Bizと共に事業計画をさらにブラッシュアップいただき、KCボード審査会へお進みいただく流れとなります。
なお、k-Bizによる事業計画支援は無料です。

※k-Bizについての詳細はホームページをご覧ください

k-Bizロゴ

釧路共助プロジェクトを「応援したい」

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ML登録の図解

審査によって採択された釧路共助プロジェクト認定事業について、最新情報を希望される方にはメールにてご案内を
お送りしております。
案内を希望される方は、以下のフォームより会社名(氏名)およびメールアドレスのご登録をお願いいたします。
登録は無料です。
ご登録は個人・法人等問いません。

登録内容は本事業に関する周知のみに利用させていただきます。